【歲時記】10月-神無月與八百萬神明

日語小教室
2023-10-13
【歲時記】10月-神無月與八百萬神明

日本舊曆中使用的「和風月名」(わふうげつめい)是根據季節和慶典而定的名稱。
其中特別令人在意的,應該就是十月的「神無月」(かんなづき)了吧。
這次要帶大家了解神無月的由來,探討日本人對萬物神靈的看法喔~。


 
 
 

【十月】神無月と八百万の神

👉 十月 じゅうがつ 👉 神無月 かんなづき 👉 八百万の神 やおよろずのかみ

 日本の旧暦では『和風月名』を使用していました。和風月名は季節や行事に合った呼び方ですが、中でも特に気になる和風月名は10月の『神無月』ですね。
 神無月の由来は「神の月」(「無」は「の」を意味する)とする説や全国の神々が出雲大社に集まり留守になる月という説があります。今回は神無月の由来や日本の神様についての昔からの考え方を紹介します。

 
  • 👉 和風月名 わふうげつめい
  • 👉 使用する しようする
  • 👉 季節 きせつ
  • 👉 呼び方 よびかた
  • 👉 由来 ゆらい
  • 👉 説 せつ
  • 👉 神々 かみがみ
  • 👉 出雲大社 いずもたいしゃ
  • 👉 集まる あつまる
  • 👉 留守する るすする
  • 👉 神様 かみさま
  • 👉 昔 むかし
 
 

★ なぜ10月は『神無月』と呼ぶ?

 日本では毎年旧暦10月に一部の神様を残して全国の八百万の神が島根県にある出雲大社に集まると言われています。神様が出かけて不在なので『神無月』という説がありますが、反対に神様が集まる出雲地方では『神在月』と呼ぶそうです。
 出雲に集まる神様は山野や河川など大地に住む『国津神』で、天に住む天津神や恵比須様や金毘羅様や道祖神などの神様は留守の神様として守ってくれているそうです。

 
  • 👉 一部 いちぶ
  • 👉 残す のこす
  • 👉 島根県 しまねけん
  • 👉 不在 ふざい
  • 👉 反対 はんたい
  • 👉 出雲地方 いずもちほう
  • 👉 神在月 かみありづき
  • 👉 山野 さんや
  • 👉 河川 かせん
  • 👉 大地 だいち
  • 👉 国津神 くにつかみ
  • 👉 天津神 あまつかみ
  • 👉 恵比須様 えびすさま
  • 👉 金毘羅様 こんぴらさま
  • 👉 道祖神 どうそじん
  • 👉 守る まもる
 
 
 
 

★ 10月に神様が集まって何をする?

 この時期に全国の八百万の神々が集まって人には計り知ることができない『神事』が話し合われると言い伝えられています。旧暦10月11日からの7日間は『神議』と呼ばれる会議が行われます。会議の主な議題は、来年の収穫や農作物の出来の良し悪し、国や人々の繁栄、人の縁(「誰と誰を夫婦にしようか」など)などです。
 その他、神様を送迎したりする様々なお祭りが行われ、一般の方も参列できる行事もあるので出雲大社のHPで調べてみてください。


 
  • 👉 時期 じき
  • 👉 神々 かみがみ
  • 👉 計り知る はかりしる
  • 👉 神事 かみごと
  • 👉 話し合う はなしあう
  • 👉 言い伝える いいつたえる
  • 👉 神議 かみはかり
  • 👉 会議 かいぎ
  • 👉 主な おもな
  • 👉 議題 ぎだい
  • 👉 収穫 しゅうかく
  • 👉 農作物 のうさくぶつ
  • 👉 良し悪し よしあし
  • 👉 人々 ひとびと
  • 👉 繁栄 はんえい
  • 👉 夫婦 ふうふ
  • 👉 送迎 そうげい
  • 👉 様々 さまざま
  • 👉 一般 いっぱん
  • 👉 参列 さんれつ
 
 
 
 

★ 日本の神様『八百万の神』

 日本の神道において古くから祀られている神様のことを『八百万の神』といいます。「八百万」とは800万という数ではなく、「数えきれないほどたくさん」という意味です。
 日本では古来より自然界の全てのものに神様が宿っていると考えられてきました。自然界の全てとは山野や河川などの自然だけでなくトイレや台所など私たちの生活に関わるもの全てが含まれています。自然をあるがまま受け止め、感謝し、時には畏れながら自然と共に生きてきた日本ならではの考え方です。
 信じるかどうかはともかく、全ての物事に感謝する気持ちは忘れないでいたいものですね。

文/滝沢佳代子

 
  • 👉 祀る まつる
  • 👉 数える かぞえる
  • 👉 古来 こらい
  • 👉 自然界 しぜんかい
  • 👉 宿る やどる
  • 👉 台所 だいどころ
  • 👉 関わる かかわる
  • 👉 含まれる ふくまれる
  • 👉 受け止める うけとめる
  • 👉 畏れる おそれる
  • 👉 共に ともに
  • 👉 物事 ものごと
 
 

【十月】神無月與八百萬神明

 在日本的舊曆中,會使用「和風月名」(わふうげつめい)。和風月名是根據季節和慶典而定的名稱,其中特別令人在意的是十月的「神無月」(かんなづき)。神無月的由來有很多說法,一種是說這是「神的月份」(「無」是「的」的意思),另一種說法是,這個月因為全國各地的神明前往出雲大社,所以神明們都不在家。這次我們將介紹神無月的由來,並探討日本的神道思想。

 
 

★ 為什麼十月被稱為「神無月」?

 根據日本的傳說,每年的舊曆十月,除了部分神祇外,全國八百萬神祇都會聚集在島根縣的出雲大社。由於神祇都不在家,所以叫做「神無月」(かんなづき)。相反地,在神祇聚集的出雲地區,當地人會把10月稱為「神在月」(かみありづき)。
 據說這些在出雲聚集的神祇是居住在大地、山野、河川等住在大地的「國津神」(くにつかみ),而住在天空的「天津神」(あまつかみ)、海神恵比壽及金毘羅、道路之神道祖神等,則會留在各地守護大家。

 
 

★ 十月神明聚在一起做什麼呢?

 根據傳說,這個時候全日本的八百萬神明聚在一起,是為了討論人類難以理解的「神事」(かみごと)。舊曆十月11日開始,會舉行為期七天的會議,稱作「神議」(かみはかり)。會議上主要討論明年的收成、農產品的品質、國家和人民的繁榮,以及人與人之間的緣分(例如「誰將與誰成為夫妻」等)之類的議題。
 此外,為了迎神送神,還會舉行各種祭典。有些活動也開放一般民眾參加,有興趣可以查上出雲大社的官方網站了解更多資訊。

 
 

★ 日本的神祇「八百萬神」

 在日本神道中,一直以來都把受人們祭拜的神祇,稱作「八百萬神」。「八百萬」不是指實際的數字800萬,而是形容「數也數不完、無數的」。
 日本自古以來也一直認為自然界的一切都有神靈存在。自然界不只是山野、河川等自然環境,連廁所、廚房等與我們的生活息息相關的事物也都包含在內。這種接受自然最原始的面貌,對萬物心懷感恩、時而敬畏地與之共存的想法,是日本特有的思考方式。
 不論你接受與否,我認為我們都該無時無刻對世上所有事物抱有感謝之意。

 編譯/テイ 製圖/シゲ